日本語日本文化専攻

豊かなことばを獲得し、確かな表現の世界を究める旅へ

日本語日本文化専攻では、日本文化の根源を探り、古代から現代にいたるまで日本文化の中に表現され続けている日本人の世界観や人生観に文学的、歴史的、民俗学的視点からアプローチすることを目的としています。

さらに異文化間の平和的交流、あるいは複数文化の共生という今日的課題に対して応えることができる人材の養成を目指しています。

 

 

専攻の特色

本専攻では、日本語、日本文化、日本文学、中国文学、歴史学、民俗学を中心としたカリキュラムを組んでいます。二年間の研究の成果として、それぞれが設定したテーマにあわせ、卒業研究(400字詰原稿用紙50枚)を完成させます。

また、研究・教育の促進と親睦を目的として学生と教員により長野県短期大学日本語日本文学会を組織し、学会誌『長野国文』を発行しています。

 

専攻のアドミッションポリシー

本専攻では、次のような学生を求めています。
@
日本語の歴史について探求するとともに、日本語によるコミュニケーション能力を磨くことに関心がある人
A
日本文学や日本文化の諸相についての広範な学びを通して、日本人の原点を探り、認識を広げたいと思っている人
B
調査や多面的な分析・考察などの研究活動を通して、新しい知の世界に挑戦することに興味を抱いている人

 

専門教育科目

必修科目 選択科目

民俗学の世界
日本文学概論
中国文学の世界
日本語の歴史
日本語コミュニケーション
日本現代史
卒業研究

民俗学基礎演習
古典文学基礎演習
近代文学基礎演習
中国文学基礎演習
日本語基礎演習
歴史学基礎演習
日本古典文学史
日本近代文学史
メディアと表現文化
日本の中近世文学
古典文学演習
近代文学演習
日本の近代文学
中国文学史
中国文学演習
日本語演習
日本語情報演習
記録資料史
記録文化論
書道
日本政治史
日米関係史
比較文学
比較文化
英米文化研究
英米言語研究

 

取得できる資格

中学校教諭二種免許状(国語)

司書

学校図書館司書教諭

*中学校教諭の免許と司書の資格を両方取得することはできません。

*学校図書館司書教諭修了証書は、中学校教諭の免許を取得した人が追加して取ることのできる免許です。 

 

卒業後の進路

就 職 進 学
日本郵政公社、JAみなみ信州、新光証券、アルプス証券、三井住友銀行、八十二銀行、長野信用金庫、上田信用金庫、アルプス中央信用金庫、日本生命保険、井 上百貨店、川中島バス、伊那バス、綿半ホームエイド、長野県協同電算、メトロポリタン長野、飯田市立中央図書館、須坂市立常盤中学校
信州大学人文学部(人間情報学科・文化コミュニケーション学科)、埼玉大学教養学部(日本文化学科)、北海道教育大学、群馬県立女子大学文学部(国文科)、都留文科大学文学部(国文科・初等教育学科)、京都女子大学、実践女子大学、東洋大学、長野清泉女学院大学

 

教員紹介

教員名 専門分野 主な担当科目
清水 登 日本語 日本語の世界
荒  敬 日本現代史 日本現代史
谷口 真由実 中国文学・文化 中国文学の世界
疋田 雅昭 日本近代文学 映画と文学
織田 竜也 民俗学 民俗学の世界
二本松 泰子 日本古典文学 日本の中近世文学

 

イベント紹介

毎年、専攻に関連する先生をお招きして特別講義をしていただいております。
2003年度 中国古典詩の修辞法 対句と典故 向島 成美(筑波大学教授)
2004年度 日本近代詩の世界 佐藤 伸宏(東北大学教授)
2005年度 薩摩琵琶を聴く 大橋 龍寿(薩摩琵琶龍子会理事)
2006年度 芥川龍之介「奉教人の死」と宮沢賢治「雁の童子」 堀 竜一(新潟大学教育人間科学部准教授)
2007年度 変えなければ守れないもの:旧家の戦前・戦後を生きる 八田 千鶴(松代倶楽部郷土食専科相談役),石川 利江(紀SHIKAWA地域文化企画室代表)
2008年度 <たそがれの国>の妖精たち:柳田国男『遠野物語』とイエイツ『ケルトの薄明』 安藤 礼二(多摩美術大学美術学部准教授)
2009年度 佐久間象山と漢詩 佐久間 芳三(元長野県佐久技術専門校校長)

 


日本語日本文化専攻
教員からのメッセージ

荒 敬
あら たかし
教授 専門分野 日本現代史
 授業は、「歴史学へのいざない」で明治維新前の幕末から大正デモクラシーまで、「日本現代史」では日本敗戦までの昭和前期、「日本政治史」では主にマッカ ーサーと米軍による戦後改革があった占領期、「日米関係史」でアイゼンハワー政権=吉田茂内閣期から1970年代初頭のニクソン=佐藤栄作・田中角栄期を 、政治・外交・軍事、社会を軸に教え、日本現代史の「卒業研究」も担当してい ます。また「日本の文化と社会」では子どもの伝統的遊びに始まり日本社会の“ 日の丸親方”に象徴される同質的特徴について講義しています。「教職員論」も 持っています。研究の専門は戦後占領期です。
清水登
しみず のぼる
教授 専門分野 日本語学・国語教育
 研究領域は、室町時代に成立した古辞書『運歩色葉集』に関する研究と国語教育に関する研究です。室町時代の古辞書に収録された言葉を分析することによって当時の人々の言語環境を明らかにしたいと考えています。明治30年代の国語教育の理論や小学校における国語の授業の実態を分析することによって当時の子どもたちを取り囲む言語環境や当時の教育課題(標準語の普及など)やその取り組みについて明らかにしたいと考えています。
谷口真由実
たにぐち まゆみ
教授 専門分野 中国古典文学・中国古典詩
 私の研究対象は中国古典文学です。その中でも特に唐代の詩を専門としています。盛唐の詩人達の交流、また彼らの社会への関心と文学との関わりに興味があります。一方、六朝時代から唐代へと激しく揺れ動く社会と価値観の変化の中で、詩語(詩のことば)がどのように発展・変遷していったかに注目し、唐詩のダイナミックでユニークな表現の魅力に迫りたいと思っています。
疋田雅昭
ひきた まさあき
准教授 専門分野 日本近現代文学・日本の近現代詩・モダニズム、アバンギャルド文化
 文学は単に本を読んで作家の気持ちを推察したり、感想を言う学問ではありません。文学は物語です。映画や漫画やドラマと同じ物語です。ただし、一番歴史の古い物語です。よって文学を分析する力は、現在我々の生活に溢れている様々な物語を解析してゆく力につながります。同様に詩を読む力を歌詞や日常に溢れる様々な言葉を解析する力に繋げる、そんな新しい文学の形を模索しています。
織田竜也
おだ たつや
助教 専門分野 民俗学・文化人類学
 人間の世界観を民俗学・文化人類学の観点から研究しています。時代は古代から現代まで、地域も日本国内に限定しません。授業ではもちろん書物も扱いますが、キャンパスの外で現地調査(フィールドワーク)も行います。県内の祭りや民俗芸能に直接触れることで、経験的に得られた情報をしっかりと自分の世界に組み入れる訓練をします。未知の刺激を楽しみたい人、民俗学を学んで新たな日本人へと進化してみませんか?
二本松泰子
にほんまつ やすこ
助教 専門分野 日本古典文学・放鷹文化・軍記物語
 私の専門分野は日本の古典文学です。なかでも、「鷹書(たかしょ)」という鷹や鷹狩りに関するさまざまな知識が 記載されたテキスト群の研究を中心に進めています。
 ところで、長野県は諏訪流の鷹狩り発祥の地であることから鷹書とゆかり深い土地柄です。このような地域性を活かして、 鷹書研究の成果を以て地域貢献してゆくことも目指しています。

長野県短期大学